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延金英一編

読心能力者 葛城正親に適した遊具

1976年

正親の家庭教師となった延金。 正親の息抜きのためにボードゲームを買い与えようとした。 しかし二人で遊べるものを探そうとすると、「正親が精神を読む」という前提で成立するゲームを探さねばならない。 トランプ、囲碁、将棋その他戦略が絡むゲームは却下した。 …すごろく。 これならよいだろう。 延金が住居に戻ってきた時、正親は、延金が自分のために知恵を絞って遊具を選んでくれた記憶を読みとった。 葛城正親は、息子の篠原堅以上に「誠実さ」に敏感だ…。 そして、延金英一が時間凍結された数年後。 二人が対等かつ刺激的に遊べるはずであったデバイスが発売された。 ファミリーコンピュータ。 正親は「こどもでいられる時間」を運命に奪い去られていた。 完膚なきまでに。
2026年2月11日